こんにちは。
過去2回のブログで、山本理顕さんが提唱する『地域社会圏主義』について書きました。
最初に、近代の「西欧形而上学的な一元的な価値」を解体して相対化していくのがポストモダンだというお話をしながら2回目で『地域社会圏主義』について説明を行い、山本理顕さんがポストモダン建築の一つのスタイルである「プログラム」を思考する建築家の一人だということにも触れました。
山本理顕さんを建築のスタイルに敢えてカテゴライズするならば、「プログラム」思考型といえるかと思いますが、しかし氏のプログラムの方法は、社会学的見地に基づく社会とか家族の成り立ちとその変容を図式化しているのだと考えられます。