2021.09.03 一級建築士事務所なかおデザイン室 設計『垂木の平家』-スナップ写真-

こんにちは。

8月の終わりになってぐずついたお天気が続いています。今までTシャツ1枚で過ごしていましたが、流石に今週は長袖のYシャツを着て仕事をしています。

現在僕は、千葉の幕張新都心のマンションリノベーション の設計が佳境を迎えており、これをまとめる作業に専念しています。マンションといっても床面積が100m2以上あるため結構なボリュームです。また、建主の奥様が美大出身で、今回の設計で意匠部分の多くを決められているため、実質僕と奥様のコラボレーションのような設計になっていて、これを取りまとめるのに通常の倍ぐらい時間をかけているんですね。もちろん手間はかかりますが、非常に面白い経験をしています。多くの意匠設計者の方は、自身が設計監理されたものを作品として世に出したいと思っていますから、建主さんのご要望をお聞きしても設計を委ねるということはなかなかないのではないでしょうか。もともと僕もそのように考えていた設計者ではありますが、40代も半ばを過ぎてから、もっと自由であってもいいと思うようになりました。以前設計した『ループ&ループ2』という戸建住宅も建主さんのご要望を全て叶えることをコンセプトにしました。今回も建主の奥様は非常にセンスがよく、グラフィカルな視点やものへのこだわりなど、僕だったら選択しない解答を引き出してくれるので、僕自身学びの多い設計になっています。そうした自分にない感性を受け入れながら設計をまとめていくことも、いつもと違った設計の醍醐味を感じることができます。この計画については、現場が動き出したらまたレポートしたいと思っています。

さて、今回のブログは、一級建築士事務所なかおデザイン室の中尾雄介さんが設計監理された『垂木の平家』について、僕が撮影したスナップ写真をご紹介いたします。

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