こんにちは。
3月に入り気温も上がり、春らしくなってきました。梅の花、河津桜が咲き、これから様々な花が咲き乱れる季節を迎えます。冬の間じっと溜め込んでいた生命の活力を一気に解放するようで清々しく思います。
一方で今年は花粉の量が多く、花粉症のひどい方も多いようです。幸い僕は花粉症ではないのですが、それでも鼻や目がむず痒くなるほどです。この時期は、洗車してもすぐに車は汚れますし、自律神経の不調を訴える方も多いのではないでしょうか。僕も春先は、毎年気分が鬱々としたりざわついたりして少なからず苦しい季節でもあります。春は、自身を取り巻く環境がガラリと変わる時期でもありますから、変化に対するストレスも起因しているようですね。
これは僕の個人的な妄想なのですが、花々が一斉に咲くように、春を迎えるというのは膨大なエネルギーを要することではないでしょうか。命あるものは、自身の内部にある活力を自然界に放出して分け与えることで春という巨大なエネルギーを生み出しているのではないかと思ってしまいます。僕は、漫画『ドラゴンボール』で孫悟空が「オラに元気をくれ!」という元気玉を思い出して、人間を含む自然界のあらゆる生命が悟空に元気を少しずつ分け与える様を想像して、「春ってこんな感じなのでは」と一人でニヤニヤしています。僕の生気を春に奪われているんじゃ無いかと。
さて今回は、一級建築士事務所やしろ設計室の八代国彦さんが設計監理した『吉川美南の家』を撮影しましたので、この住宅の完成写真を掲載します。